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2012.7.28 第1回世界・日本肝炎デーフォーラム開催 <報告>

category : news, 活動報告, 講演会・イベント 2012.9.21 

世界の肝炎患者と手を携え、 すべての肝炎患者に 社会的支援を!
猛暑の中、盛大に開催

 「世界の肝炎患者と手を携え、すべての肝炎患者に社会的支援を」をスローガンに掲げた「第1回世界・日本肝炎デーフォーラム」は真夏日の続く炎天下の7月28日、東京広尾の国際協力機構JICA「地球ひろば」を会場に開催され、全国各地からの参加者、300名が集い盛大に催されました。遠くは奄美大島からの参加者もあり、医療や福祉の関係者、自治体や報道関係など幅広い人たちが参加され会場は満杯となりました。

 力を合わせて

来賓も厚生労働省の肝炎対策推進室長、日本肝臓学会の理事をはじめ、各政党の来賓も管直人前総理や社民党の福島瑞穂党首など多彩な顔ぶれが揃い、また、世界肝炎アライアンス(同盟)のチャ―ルス・ゴア会長も急遽出席され挨拶をいただきました。この模様は当日夜7時のNHKニュ―スで全国に報道されました。日肝協の取り組みとしては初めての経験でもあり多少の不安がありましたが、全体として「肝炎フォーラム」は成功と常任幹事会では評価しています。
 この「肝炎フォーラム」を成功させるために首都圏を中心にして代表幹事、常任幹事、幹事のみなさまが年明け早々の早い段階から一致団結した取り組みを開始し、任務、役割を分担して準備に取り組みました。そして事務所での雑務やさまざまな対応、準備に取り組んでくれた東京の事務局の方々の地味な協力がこのような大きなイベントを成功させたことを記しておきます。
 「肝炎フォーラム」は予定通り午後1時に開会、司会を村田充常任幹事が担当して開会されました。初めに主催者を代表して渡辺孝代表幹事が挨拶し、第1回の世界・日本肝炎デーを患者団体が主催して開催する意義を述べ、お集まりいただいた参加者、来賓のみなさまのご協力に感謝しました。

 患者の願いを
 次いで最初に患者の生の声を聞いていただくために「C型肝炎」の患者、小森康子さん(栃木肝友会)、「B型肝炎」の患者、尾崎靖宏さん(東京肝臓友の会)のお二人が肝がん患者としての苦労や悩み、行政に対する要望などを述べました。引き続き「日肝協のアンケート調査からみえる肝炎患者の実態」と題して常任幹事の米澤敦子氏が概要を報告しました。
この後、時間の関係で1人の肝炎患者という立場からご出席いただいた衆議院議員の福田衣里子さんから挨拶をいただきました。

 来賓の方々から激励
次に来賓の挨拶に移り、
 はじめに急遽出席された世界肝炎アライアンスのチャ―ルス・ゴア会長が挨拶し、世界肝炎デーの意義などについて話され、会場の参加者と「見ざる、聞かざる、言わざる」の肝炎差別・偏見をなくすという「三猿アクション」を元気よく実施しました。
次に厚労省の北澤潤室長、肝臓学会の井廻道夫理事の挨拶をいただき、多忙な中、駆けつけてくれた各政党の代表から肝炎対策に関わる意見を含めて挨拶をいただきました。民主党からは管直人前首相、自民党からは田中和徳衆議院議員、公明党からは赤松正雄衆議院議員、日本共産党からは田村智子参議院議員、社会民主党からは福島瑞穂党首が挨拶しました。いずれの議員も日肝協の要望に触れ、超党派で実現のために尽くすという内容の挨拶をされました。
次に薬害肝炎訴訟原告団・東京代表の浅倉美津子さん、B型肝炎訴訟全国原告団長の谷口三枝子さんから連帯の挨拶をいただきました。メッセージは自民党の宮沢洋一参議院議員、日本難病・疾病団体協議会、日本腎臓病患者協議会、全国保険医団体連合会の代表者から寄せられました。

 講演2題:今後の肝炎対策と診療体制
盛りだくさんの第一部に引き続き、第二部の講演会に移り、「肝炎問題の本質、今後の肝炎対策」と題して薬害肝炎全国弁護団代表、明治大学法科大学院教授の鈴木利廣先生が約40分講演され、次いで「世界の肝炎事情、肝炎治療の現状と今後の課題」と題して国立国際医療センター・肝炎情報センター長の正木尚彦先生が約50分講演されました。最後に閉会の挨拶を日肝協の山本宗男代表幹事が行い、最後までのご支援、ご協力の感謝とお礼を述べて閉会となりました。世界・日本肝炎デーフォーラムの成功は今後の患者会運動に大きな影響を及ぼすものとなるでしょう。

第1回世界・日本肝炎デーフォーラム

7月28日ジャイカ「地球ひろば」で第1回世界・日本肝炎デーフォーラムを開催しました。菅直人前首相ら来賓の方々と参加者300人で、肝炎感染者への偏見差別解消のための三猿パフォーマンスを行いました。

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