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第26次国会請願行動報告 「肝硬変、肝がん患者への医療費支援を求める請願」

category : 日肝協, 活動報告, 肝炎対策 2015.6.26 

第26次国会請願行動報告

「肝硬変、肝がん患者への医療費支援を求める請願」
請願採択へ熱気溢れる集会に!!5・21国会請願行動に200名が参加、署名10万筆

第26次国会請願行動・院内集会衆議院第一議員会館

第26次国会請願行動・院内集会衆議院第一議員会館(15/05/21)

【請願項目】
  1.すべてのウイルス性肝硬変・肝がん患者に係る医療費の助成制度の創設を早急に検討し進めて下さい
  2.肝炎ウイルス未受験者へのいっそうの受検推進及び、検査陽性者を治療に結びつけるより効果的な取り組み
   を図って下さい

 日本肝臓病患者団体協議会が請願団体となり、全国B型肝炎訴訟原告・弁護団、薬害肝炎訴訟原告・弁護団が支援、協力した第26次請願署名は合計10万筆を超える数が集まりました。ご支援ご協力ありがとうございました。

 衆参各党の国会議員に紹介議員になっていただき、院への提出をお願いする院内集会は5月21日(木)午前11時から、衆議院第一議員会館大会議室で開かれました。全国から200名を超える代表が参集し熱気溢れる集会となりました。

 院内集会は予定通り午前11時に開会、日肝協の野田晃弘常任幹事が司会を担当し、まず主催者を代表して渡辺孝代表幹事が挨拶をしました。肝炎患者の最も切実な要望である請願内容の実現に向けて一歩でも二歩でも前進できるよう頑張りたいと決意を述べました。次いでこの集会に各党から大勢の国会議員が出席し、それぞれ肝炎患者の要望実現のため力を尽くしたいと挨拶を述べました。特に自民党からは、前厚生労働大臣の田村憲久議員、衆議院厚生労働委員会の渡辺博道委員長など有力な議員が出席し挨拶されました。当日出席された議員(敬称略)は自由民主党(田村憲久、保岡興治、福岡資麿、渡辺博道、三ッ林裕巳、赤枝恒雄)民主党(山井和則、西村智奈美、奥野総一郎)維新の党(浦野靖人、川田龍平)公明党(古屋範子)日本共産党(高橋千鶴子、小池晃)社会民主党(福島みずほ)以上15議員でした。田村憲久議員は自民、公明の与党内で「肝炎対策議員連盟」を立ち上げる準備をすすめており、今国会中に立ち上がるよう努力している旨の発言がありました。

 次に当日参加した支援団体として、薬害肝炎全国原告団の野宮隆志氏、全国B型肝炎訴訟原告の田中義信団長から力強い連帯のご挨拶をいただきました。また、メッセージはJPA(全国難病・疾病団体協議会)からいただきました。
集会の最後に日肝協の常任幹事、大賀和男氏が閉会の挨拶を述べ、予定通り12時半に院内集会は終了しました。その後、請願署名の紹介議員への要請行動について、日肝協の米澤敦子常任幹事から説明があり、参加者が組みを作りグループにわかれて議員を訪問する行動に移りました。

 今回の請願署名は日肝協単独で請願団体になりましたが、全国B型肝炎訴訟原告・弁護団、薬害肝炎訴訟全国原告・弁護団の皆様には大きな力を発揮していただきました。5月14日には日肝協の記者会見を行い、マスコミの方々に取材と報道のお願いをしましたが、当日の院内集会にはテレビ、新聞など数社が取材しました。なお、請願の採択は国会最終日になりますが、今国会は会期の延長が予想されていますので現時点ではいつになるかわかりません。この国会請願が採択されるかどうかは非常に微妙ですが、ハードルは依然として高いと思われ、日肝協としてはこれからも議員への働きかけを継続していく予定です。

(文責 赤塚 堯)

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